松本市の総合球技場「アルウィン」(松本市神林)で、芝生を入れたお守り「ALL WIN」が人気になっている。
販売しているのは、「アルウィン」を含む信州スカイパークを管理運営するトイボックス(松本市神林)。8月に行われた全国中学校サッカー大会に合わせて「何か記念になるものがあれば」という参加者のリクエストなどから企画を立ち上げた。福島県にあるJビレッジで販売しているお守りを参考に、「アルプス」と「ウィング(翼)」「ウィンド(風)」を掛け合わせて命名された施設名「アルウィン」のつづり(ALWIN アルプスウィング、アルプスウインドから命名)に「L」を足すと「ALL WIN」(全勝)になり縁起もいいことから商品化を決めた。
お守りは表に「全勝」裏に「ALL WIN ALWIN」の文字が入り、青と緑の2種類。中には、このために刈った「アルウィン」の芝を封入し、松本市内の深志神社で祈とうを受けた。
全国中学校サッカー大会では、まとめて購入した桐蔭学園が優勝。また「アルウィン」をホームスタジアムにしている松本山雅FCが、天皇杯の県予選で8月末に同球技場で優勝を決め、本選でも4回戦まで進出するなど「お守りを出してから縁起がいい」と担当の篠原裕一さん。
祈とうを受けたのが、菅原道真公などを祭った深志神社であることから、「文武両道としてスポーツはもちろん、勉強や受験にもご利益がある」(篠原さん)とも。計500個用意したお守りの残りは180個。1個500円で「アルウィン」の受付で販売している。同時に祈とうを受けた携帯ストラップ(600円)も併せて販売。