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安曇野と松本で「呪文、売ります」 詩人×キャンドル作家がコラボ

2014年に行われたときの様子

2014年に行われたときの様子

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 呪文とキャンドルを販売する「呪文、売ります」が、安曇野の「SHITEKI NA SHIGOTO Gallery(してきなしごとギャラリー)」(安曇野市穂高有明、TEL 090-8057-5661)、松本・縄手の「TOCA by lifart...(トーカ バイ リファート)」(松本市大手4、TEL 0263-87-8942)で行われる。

 詩人・ウチダゴウさんが、世界の古語やへき地の言語から「練り上げた」呪文を20種類用意。呪文には「素直になる」「視野を広げる」「正しく老いる」などの効能があり、自分自身に必要なものを見つけてオーダーすると、ウチダさんがハンドライティングし、呪文の言葉の由来と唱え方を教えてくれる。

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 その後、キャンドル作家・西牧隆行さんが制作した5種類のキャンドルから、呪文を唱えるときに包まれたい香りのするものを選ぶ。「仏教や西洋魔術にも用いられる世界を構成する『五大元素』をモチーフに制作した。香りの説明も名前も一切ないので、直感と想像力で選んでもらえれば」と西牧さん。

 2014年の秋、当時、松本・里山辺にあったウチダさんのアトリエで初開催。昨年、埼玉のギャラリー「tanabike(タナビケ)」で、今年8月には野外イベント「ALPS BOOK CAMP」でも行った。「最初は皆、何をするのか分からずニヤニヤする。でも、効能を見てみると意外に真面目な内容で、自分に必要な気がしてくる」とウチダさん。呪文は既存のものではなく、一から考え出したもので、作り方を伝えると、より真剣に自分に必要な呪文を探し始めるという。

 「現代は、動機も用途も、手段も目的も明確にした『正しさ』を求められる時代だが、正しいか間違っているか、本当は分からない。全てはフラットで、自分で決めて生きていく必要があって、だからこそ生き生きした命になる」とウチダさん。「そんな中で、こういうトリックスター的な『こちらでもあちらでもないもの』が必要な気がして始めた企画。本当なのか、まがいものなのか、怪しくて、だけど楽しく、正しいものだとされる現代社会よりもどこか真実味があると感じてしまったりする、そんな機会になれば」とも。

 「SHITEKI NA SHIGOTO Gallery」では、10月27日17時30分~21時、「TOCA by lifart...」では10月31日17時30分~22時。料金は3,000円。