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松本の「村井バッティングセンター」再オープン 「遊ぶ場所」選択肢の一つに

再オープンした「村井バッティングセンター」外観

再オープンした「村井バッティングセンター」外観

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 昨年12月に閉店した松本・村井の「村井バッティングセンター」(松本市村井町南2、TEL 0263-57-7714)が3月3日、再オープンした。

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 球速が70~150キロの打席7つと、的に当てる「ストラックアウト」を備える同センター。経営コンサルタント業「縁・コネクト」(安曇野市三郷小倉)が事業継承し、再オープンに当たって内装を新たにし、ボールやバットを新調した。バットにはそれぞれ重さや長さ、重心などを明記。「野球少年割」や、女性客に翌営業日以降に使えるバッティングメダル券を1枚進呈するなど、野球好きから女性客、シニアまで幅広く楽しめるように、さまざまな工夫を凝らす。

 同センターは1991年に開店。地元の野球少年や野球好きの人たちに親しまれてきたが、昨年12月に閉店した。10年ほど前は市内3カ所にバッティングセンターがあったが、当時は同センターのみになっていたこともあり、前オーナーにとっても苦渋の決断だったという。

 経営を引き継いだ同社の松田正和社長は、客として同センターに足を運んでいた元高校球児。県高校野球OB連盟や、大学のOBなどさまざまな縁がつながり、継承を決めた。「市内唯一のバッティングセンターがなくなることに危機感を抱いた。いろいろな人の思いもあるし、何より野球好きとして、野球に親しめる環境を残したい」と話す。

 ホームページやSNSを使った情報発信にも力を入れ、幅広い層の集客を目指す。先日訪れた女性客2人は、「別のバッティングセンターで遊んだら楽しかった。調べたら近くにあったので来た」と話していたという。「バッティングセンターを『遊ぶ場所』の選択肢の一つにしていきたい」と松田社長。今後は、プロ野球チームや地元高校野球部のユニホームの用意や、野球教室やイベントの開催なども検討しているという。「『村井のバッセン』として、地域の人々に親しんでもらえる場所にしていければ」とも。

 営業時間は10時~21時。

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