松本市内の菓子店や飲食店10店舗で現在、スタンプラリー企画「松本スイーツスタンプラリー」が行われている。主催は市や松本菓子組合などでつくる松本スイーツ開発・普及事業実行委員会。
松本スイーツは、「松本の新しい顔となるスイーツを作ろう」と立ち上がったプロジェクト。参加店で同スイーツを1つ以上購入するとスタンプが1つ押され、3つ集めると特製「パティシエアルプちゃんコースター」が進呈される。同じ店舗で3つ集めるのもOKで、1店舗目と違う店舗で買うとスタンプが2倍になる。「今年はより集めやすくなったので、多くの方に特製コースターをゲットしてもらいたい」と市商工課工業振興課担当の宮本直さん。
参加店は、「揚げたての天ぷら屋 幸たろう」(松本市島立)、「アトリエブレ」(蟻ヶ崎5)、「M's Factory」(南松本1)、「御菓子司花柳」(深志3)、「御菓子処(どころ) 藤むら」(中央2)、「ケーキ工房パティスリー」(庄内2)、「竹陽製菓」(大手1)、「万寿堂」(旭2)、「パティスリーニューモラス」(小屋南1)、「プロヴァンスの日曜日」(南浅間)。
3回目となる「スイーツコンテスト」では、「松ぼんBon」(プロヴァンスの日曜日)がグランプリを受賞。松本産のリンゴをシャキシャキした食感のキャラメリゼに仕上げ、季節の香りを加えたスイートポテトで包んだ。ほかに4つのスイーツが認定を受け、各店で販売している。
本年度は、オリジナルスイーツ「ミソラサンド」も企画・販売。市内の和洋菓子店の職人や飲食店のパティシエ・パティシエールが1年をかけて共同開発し、ザ・キャピトルホテル東急(東京都千代田区)のシェフパティシエ・安里哲也さんが監修を務めた。地元・松本産のみそ、えごまを使った「みそキャラメル」は共通、挟む生地は7店がそれぞれオリジナルを用意。そば粉のどら焼き(花柳)、パイ生地(竹陽製菓)など多彩な種類をそろえる。
「オリジナルスイーツもできて、松本の新しい菓子として定番にするためのスタートラインに立った気持ち」と宮本さん。「これからも『スイーツの街』のイメージをつくって、盛り上げていきたい」と意気込む。
スタンプラリーは3月20日まで。