まつもと市民芸術館(松本市深志3)で2月14日、平昌五輪・スピードスケート女子1000メートルのパブリックビューイングが行われた。
相澤病院(本庄2)に所属する小平奈緒選手が出場。「小平奈緒選手がんばれ!」の横断幕が掲げられた会場には、約180人が集まり、黄色いスティックバルーンを手に声援を送った。
競技が進むにつれ、少しずつ会場の熱気は高まっていった。10組に郷亜里砂選手、14組に高木美帆選手が登場すると拍手と声援が、12組のオランダのヨリン・テルモルス選手がオリンピックレコードを記録すると、どよめきが起こった。
15組、小平選手が登場するとバルーンをたたく大きな音が響いた。スタートの瞬間は、皆が息を飲むように見つめ、滑り出してからは再びバルーンをたたきながら、会場一体となって応援した。1分13秒82でゴールした瞬間、1位のタイムに少し及ばなかったことに「ああ~」「惜しい」という声やため息が漏れたが、すぐに健闘をたたえる拍手が沸き起こった。
最終の16組の結果を食い入るように見つめ、小平選手の銀メダル、高木選手の銅メダルが確定すると、再び大きな拍手と歓声に包まれた。スクリーンに映し出される小平選手の表情に、「良かった」「頑張った」と笑顔で話す人も。最後は市職員が再び「小平」コールで締めくくり、銀メダル獲得をたたえ、18日に行われる500メートルへのエールを送った。
同館では、スピードスケート女子500メートルのパブリックビューイングも予定する。時間は21時~22時(開場は20時30分)。入場無料。