食べる

松本・梓川に「こだま食堂」 リンゴ畑の中の一軒家でカレーとコーヒーを

版築カウンターの奥はキッチン

版築カウンターの奥はキッチン

  • 213

  •  

 松本・梓川にカフェ「こだま食堂」(松本市梓川梓、TEL 0263-78-3958)が11月20日、オープンした。

8畳の和室2間には椅子と座布団席

[広告]

 リンゴ畑の中に立つ築40年ほどの一軒家を改装。8畳の和室2間には椅子と座布団で16席を用意する。エントランスからは、カウンターの奥にキッチンが見える。カウンターは版築で仕上げ、店主の児玉陽子さんが世界各地で拾ってきたサンゴなどが埋め込まれている。縁側のフローリングは、ワークショップを開いて、県産のアカマツを貼った。「日当たりも良く、景色も素晴らしいのでのんびりしてもらえれば」と児玉さん。

 カレーは、オーガニックのスパイスと地元の食材を使った南インド風で、肉系と野菜系の2種類で、サラダと総菜、ピクルスが付く。現在は国産鶏もも肉を使った「チキンのカレー」(1,300円)と「ポテトとレンズ豆のカレー」(1,100円)を用意する。両方楽しめる「ハーフ&ハーフ」の提供も。

 ドリンクはフェアトレードのコーヒーや、静岡・はるの有機紅茶、安曇野・おぐらやま農場のりんごジュース(以上400円)など。チャイ(500円)はオーガニックのアッサム茶葉を使い、オリジナルでブレンドしている。

 児玉さんが旅行会社を辞めて静岡・浜松のカレー店で働き始めたのは10年前。「環境問題について考え始め、いろいろと調べているうちに『食』に行き着いた」と振り返る。インドにも3回足を運び、ホームステイしながら南北のカレーの文化の違いなどを体感。その後、安曇野や上田などで働き、イベント出店をしながら物件を探していたという。「私にとっては、自分の生活の延長に店がある。畑仕事もできるような『田舎らしい田舎』が理想だった」

 オープンして1カ月。「遠方の知人や近所の人も来てくれてうれしい。子どもから年配の方まで、どんな人でもくつろげる店にしていきたい」と児玉さん。「いずれは石窯を作って、ピザも提供できれば」とも。

 営業時間は11時~16時。水曜・木曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース