まつもと市民芸術館(松本市深志3)で12月10日、民族歌舞団「荒馬座」による公演「明日へのまつり」が行われる。
同団は1966(昭和41)年、東京板橋で創立。首都圏を中心に、民族芸能を通じて保育・教育現場での実践や地域をつなぐ文化づくりなどを進めている。当日は、エイサーや獅子舞、ソーラン節、竿灯(かんとう)、ぶち合わせ太鼓などを披露する予定。演目の一つ「荒馬踊り」は、同園を含め、松本地域では運動会などで取り組んでいる保育園もあるという。
山の子保育園(里山辺)の創立40周年を記念して、同園の父母会が企画。実行委員長の久保澤英治さんは「保育園のリズムで子どもたちにもなじみがあることと、太鼓や踊りでの表現が多いので赤ちゃんや小さい子どもからお年寄りまで幅広い年代で楽しめると考え、お願いした」と話す。
1977(昭和52)年に結成された「松本市の産休明け乳児教育と学童保育をつくる会」が翌年1月に蟻ヶ崎のマンションの1室を借りたことから始まった同園。市内で数回移転した後、1984(昭和59)年に新園舎が完成し、2007年には認可保育園に。開園当初から、同園職員と父母会は「共同保育」という理念で活動を行っている。久保澤さんは「同園でも大切にしている『本物に触れる』機会になる。県内での公演は貴重なので、足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開場は13時30分、開演は14時。料金は2,500円(座席がいらない場合は3歳未満無料)。問い合わせは同園(TEL 0263-36-7711)まで。