松本・六九商店街のセレクトショップ「monbus(モンバス)」(松本市大手2、TEL 0263-75-8728)で現在、企画展「時を切り取ったオブジェ」が開催されている。
フラワーデコレーター・MAKIKOさんの作るドライフラワーのアレンジメント約40点と、1900年代の植物標本約30点を展示する。MAKIKOさんの作品は、グリーンを中心に寒色系の落ち着いた色合い。リースやスワッグなどのほか、花束やガーランドなども用意する。店主の山田照久さんは「葉は表と裏で色が違うので、めくれた部分や違う角度から見ても楽しめる。飾っているうちにさらに乾燥が進み、表情の変化も感じられる」と話す。
植物標本は、山田さんが今年初めにフランスに仕入れに行ったときに買い付けてきたもの。アンティークマーケットで目に留まり、状態も良かったのでまとめて購入したという。「マーケットはとにかく古いものなら何でも出ているので、こちらがどうやって使うかを考えるのが面白い」。標本の雰囲気と合うものをと考え、以前、東京・自由が丘にあったアンティーク雑貨店「Depot39」で働いていたときの同僚だったMAKIKOさんに声を掛けた。
スワッグを標本と一緒に置いたり、額装をイメージした枠を作ってディスプレーしたりと工夫を凝らす。山田さんは「今の季節はもちろん、クリスマスが終わっても使える。リース以外のアイテムもたくさんあるので、インテリアに合わせて選んでもらえれば」と呼び掛ける。
価格は、リース=3,000円~、植物標本=1万2,000円など。営業時間は11時~19時。水曜定休。12月10日まで。