来年8月に県内で開催される第42回全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」のプレ大会の総合開会式が10月28日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で行われた。
全国高校総合文化祭は、各都道府県を代表する高校生が舞台発表や美術作品の展示を行う文化の祭典で、長野県では初めての開催。来年8月7日~11日、県内17市町を会場に、19の規定部門と長野県独自開催となる9の協賛部門で、高校生が日頃の成果を披露する。
今年はプレ大会兼第24回長野県高等学校総合文化祭として実施。7月から各部門の催しが始まっており、来年3月まで県内各地で順次行われる。
開会式では、「種子(たね)よ、大木になれ!~空にいちばん近い街へ~」をテーマに、展示発表やパフォーマンスが行われた。式典では、全28部門の生徒がステージで、謎掛けや短い紹介文でそれぞれの活動をアピール。実行委員長を務める伊那北高等学校2年・桐山尚子さんは「プレ大会というと練習のような位置付けになるが、私たちにとっては最初で最後のかけがえのないステージ。学校も学年も違う学生たちの情熱あるステージを楽しんでほしい」とあいさつした。
式典は終盤の合唱・オーケストラ演奏から、そのままステージ発表に移行。都会で就職した主人公が自分を見つめ直す物語が展開され、ダンスやバンド、琴やギターの演奏などが繰り広げられた。
当日は、県内の高校生約750人が出演者やスタッフとして参加。オレンジ色のTシャツ姿で、来場者の誘導や案内、式典の進行・記録などに奔走。同市中心市街地で予定していたパレードは雨天中止となったが、各校の垣根を越えて協力しながら運営を行った。