松本市のアルプス公園（松本市蟻ヶ崎）で9月23日・24日、野外音楽フェスティバル「りんご音楽祭2017」が開催される。

　出演者は、23日＝トクマルシューゴ、OGRE YOU ASSHOLE、野宮真貴×斎藤ネコ×Watusi×ヴィーナス・カワムラユキ（しぶや花魁 presents 渋谷系セッション）、TOWA TEIなど。24日＝サイプレス上野とロベルト吉野、tofubeats、田島貴男（ORIGINAL LOVE）、掟ポルシェ、ZAZEN BOYS、D.A.N.（以上、敬称略）など、総勢186組を予定。園内には、りんご、そば、おやき、きのこ、いなごステージなど長野らしいネーミングを付けた7ステージを用意する。

　4月から18都市で計78回実施したオーディション企画「RINGOOO A GO-GO」からは、24組が出場。オーガナイザーの古川陽介さんは「入れ替わりの激しい音楽業界で、これから期待できる若手アーティストをたくさん紹介したい」と話す。

　音楽のほかに、初の試みとしてトークブースとカラオケ酒場を設置。トークブースであるいなごステージでは、「さいはて紀行」（シカク出版）の著者で珍スポットトラベラー・ラジオDJの金原みわさんと、アーティスト・よいまつりさんがプロデュースを担当し、出演アーティストなどを招いてトークを展開する。カラオケ酒場は沖縄から出店。「ちょっと一息入れる場所として利用して企画した。音楽はもちろん、それ以外でも楽しんでほしい」と古川さん。

　街の活性化や地方の音楽シーンの底上げを目指して2009年にスタートした同フェス。15歳以下と60歳以上は入場無料で、東日本大震災の被災者を無料招待する取り組みも行っている。「会場のアルプス公園は気持ちのいいロケーション。ふらっと遊びにきてもらえれば」

　開催時間は、23日10時～21時、24日＝9時～20時。雨天決行、荒天中止。チケットは、2日通し券（前売り）＝1万3,800円、1日券（前売り）＝7,500円。市内各所で前夜祭（22日21時～）、中夜祭（23日21時30分～）、後夜祭（24日21時～）も予定する。