松本でトークイベント「KNOWERS talk」 イノベーター迎え、交流深める

マイペースに応対するナカノさん

マイペースに応対するナカノさん

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 松本・今町のコワーキングスペース「KNOWERS(ノウアーズ)」(松本市大手1)で6月22日、トークイベント「KNOWERS talk #02」が行われた。

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 県内外のさまざまなコミュニティーで活躍する人やチームをゲストに迎え、話を聞いたり語り合ったりする同イベント。今月からスタートし、月に1~2回、年内10回を予定する。

 2回目のゲストは、フリーライターのナカノヒトミさん。2015年12月に始めた自身の休日を無償で提供してさまざまな手助けをする「ナカノの休日提供プロジェクト」で話題になり、今年3月、新卒から約3年勤めた会社を辞めてフリーライターになった。現在は、実家のある佐久と東京を行き来しながら、企画・ライティングを行っている。

 ナカノさんは自身のことを「地方と都会をフラットに行き来する」「フットワークが軽い」と紹介。手掛けてきた記事や、祖母の写真をインスタグラムにアップし続けていることなど、始めたきっかけや思いなどを振り返った。「自分が困ったことしか仕事にできない」とナカノさん。準備を進めている佐久地域の高校生向けウェブメディア「KIPPIS(キッピス)」については、「自分は地元がつまらないと思って東京の大学へ行ったが、少なくともマイナスの気持ちを抱かなければ、いったん離れてもいずれ戻ってこようと思えるかもしれない」と話す。

 質疑応答では、モチベーションの維持方法や、SNSの使い分け、東京と長野の仕事量や収入など、具体的な問いについてざっくばらんに答えた。フリーランスの良さを「やりたいと思ったことを仕事にできる。だいたい、道筋を付けずに見切り発車してしまうので(笑)」。フリーランスになってから「お金を稼ぐこと自体に興味があるのではなくて、でも、人がやらないことをやるにはお金が必要だと実感した。そのためには稼がないといけない」とも。

 ディレクターの瀧内貫さんは「ここは、KNOW=知る、ER=する人、S=集まるという場所。知識が集まる場として、サロン的なイベントを企画した」と話す。今後は、山梨在住のアートディレクターで「BEEK」編集長・土屋誠さん(8月30日)、アートディレクター・清水貴栄さん(10月11日)などを予定する。「さまざまなコミュニティーで活躍するイノベーターに、偏りなく幅広く声を掛けた。今後もゲストによって特徴が出る2時間になると思う。少しでも興味のある話題があれば、気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 次回は7月11日19時~。ゲストは県立長野図書館長・平賀研也さん。参加費は1,000円。申し込みはホームページで受け付ける。

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