松本のギャラリー「ギャルリ灰月(かいげつ)」(松本市中央2、TEL 0263-38-0022)で現在、土屋等一さん・美津子さん夫婦による明かりの展示「KUROMAME light」が開催されている。
鉄板を打ったり、アンティークの小物を組み合わせたりして制作した明かり、約30点を展示する。タイプはシェード、スタンド、壁掛けなどさまざま。焼き菓子の型や調理器具を使った傘や、工具や文房具、古木を利用した柄や台など、思いがけない工夫を凝らしたものも。
「大きいものも作っているが、今回は小さいものをとお願いした」と同ギャラリーの滝澤充恵さん。傘と電球の距離で明るさに違いが生まれ、壁掛けタイプは壁の反射でも雰囲気が異なる。
土屋さん夫婦は埼玉県在住。等一さんは鉄工所で働き、美津子さんは国内外のアンティーク品を扱う「ギャラリー黒豆」を営んでいる。美津子さんが等一さんに「こういうものを作ってほしい」と何気なく頼んだことがきっかけで、共同作業で作品作りをするようになったという。
「飾らない感じや、古道具を使っているところなど、男性向けかと思っていたが、意外と女性にも人気がある」と滝澤さん。「今の季節、部屋でゆっくり過ごす癒やしのひとときにピッタリだと思う。気に入ったものを見つけに来てもらえれば」とも。
作品は全て販売する。価格は2万円台~。営業時間は11時~18時。水曜定休。1月29日まで。