松本・北深志の萩町商店街周辺で12月23日、シャッターに投影して映画上映を行うイベント「真夜中のサイレント映画祭」が行われる。
同商店街のシャッターをスクリーンとして利用。当日は、チャップリンの短編やディズニー映画など4作品の上映を予定する。「音がなくても楽しめるもの、12月の野外なのである程度短いものを選ぶ予定。字幕付きのTEDなども検討している」と主催する山崎量平さん。
今年5月、信州大学の学生が立ち上げた「まつもと空き家プロジェクト」が同商店街にあったクリーニング店を改装してコミュニティースペース「ロッピキ」(松本市北深志3)をオープン。ワークショップや勉強会などさまざまなイベントを行う中で、メンバーは同スペースだけではなく、商店街や地域全体で何かできないかと考えるようになったという。
山崎さんは東京で働いていたが、3カ月ほど前にUターン。同スペースを訪れるうちにメンバーの思いを聞くようになり、共に企画を考えた。「昼間は交通量が多いが夜間は少ない。車があまり通らない時間帯に何かできるのではないかとアイデアを練った」と山崎さん。「町内会長や地区の人など、皆さん意外と面白がってくれて、順調に準備を進めることができた。これを機に、商店街の活性化の一案として広がりを見せていければ」と話す。
当日は同スペースなどで温かいものの販売も予定する。「クリスマスの連休という時期だが、時間がある方は足を運んでほしい」
開催時間は22時30分~翌0時30分。