大人が学ぶ場を提供するNPO団体「放課後ティーチャー」が現在、コミュニティースペース「GWC.LAB(ジーダブリュシードットラボ)」(松本市島立)でさまざまな活動を行っている。
昨夏、同スペースで出会ったメンバー4人が「それぞれの個性を生かして何か始めたい」と意気投合。9月に同団体を設立し、活動を始めた。
「学校では教えてくれないこと」をテーマに、講座やワークショップなどを月1回ペースで開催。片付けやスマホ・タブレットの講座、木工ワークショップなど多彩な企画を展開している。「メンバーの得意分野や、外部講師を招いてさまざまな『学び』を提供している」と代表で講座コンサルタントの小澤まり子さん。
9月4日には、波田公民館で行われた「不用食器回収&もったいない市」に参加。「お片付け講座」の受講者が、自宅で不要になったものを持ち寄った「いろいろ無料頒布会」や、「万能クレンザー作り」、「無農薬野菜販売」を行った。「次に必要としてくれる人の手に渡す場を設けられて良かった」と小澤さん。今年で10年目を迎える同市は、リピーターも多く、地元の人たちや家族連れでにぎわった。
同団体名は「誰もが先生になれる。学びがいっぱいの自由な放課後」という思いを込めて付けた。「自身の学びたい気持ちはもちろん、自分のスキルを使ってこんなことを教えたいという人のお手伝いもしたい」と小澤さん。「学びたい人も教えたい人も気軽に参加してもらえれば」とも。
今後は、9月18日に「片付け講座&いろいろ無料交換会」、10月30日に「スマホ・タブレット講座~初心者編」をいずれも同スペースで予定する。問い合わせは同団体(TEL 090-1901-0210)まで。