松本城近くに7月5日、着物レンタルと着付けをする「花こみち」(松本市大手3、TEL 080-3917-8753)がオープンした。
主に外国人観光客を対象に、着物のレンタルと着付けのサービスを提供。女性用の小紋や浴衣をはじめ、男性用や子ども用まで幅広く取りそろえる。和傘の貸し出し、着物に合わせたヘアアレンジもオプションで用意。同店オーナーの磐佐健太郎さんは「着付けは一通りセットになっているので、手ぶらでOK。着物や浴衣で街歩きをしてほしい」と話す。
磐佐さんは、父親が経営する「モナミ美容室」(塩尻市広丘原新田)で働く傍ら、数年前から外国人観光客向けの着付けサービスを検討。観光用の着付けや英会話を学ぶなどして準備を進めてきた。今年4月、松本丸の内ホテル(大手3)の一室でサービスを開始。「より多くの人に利用してもらえるように」と近くに店舗を構えた。
「インバウンドで訪れる外国人観光客が増え着物の需要は高まっているが、反面、日本人が着物を着る機会は減っている」と磐佐さん。「外国人にはもちろん日本人にも、気軽に着物を着る機会を増やしたい。城下町に着物を着た人がたくさん歩いてくれるようになれば」とも。
営業時間は10時~17時。月曜・火曜定休。8月末までの料金は大人2時間=3,500円、3時間=4,500円、1日=5,000円(浴衣)、6,000円(小紋)。子ども料金やカップル割りも用意する。