松本衣デザイン専門学校(松本市中央2)が現在、学生たちによる作品発表会「'15 衣コレクション-街がキャンバスだ!」を松本市街地で開いている。
学生たちは、4月からグループに分かれて作品を制作。60年代ファッションを意識した作品や、運営している学生ショップの売れ筋からヒントを得てリメークした作品、県産シルク「きびそ」を用いた作品などに取り組んできた。町中での発表会は昨年に続いて2回目。「作品がリアルに映えるし、発表やその過程での交流にも大きな意味がある」と、ショーの形式や展示の方法なども学生たちで検討しながら準備を進めてきた。
12日は同校横の花時計公園(同)、13日はピカデリーホール(大手4)で発表会を開催。12日には同公園の噴水横をランウエーに見立て、カラフルな衣装に身を包んだ学生たちが、軽快な音楽に合わせて歩いてポーズを取ったり踊ったりした。カメラを構える観客も多く、15分ほどでショーが終了すると、大きな拍手が起こった。
「60年代の『女性の強さ』がテーマ。当時の服の配色などを参考にして、強さを感じられるようにした」と学生代表のファッションテクニカル科3年・金原梓さん。ダンスの振り付けも学生たちで考えて練習したという。「最初は周囲の反応があまり良くなかったが、『周りを気にせず、自分たちを表現していこう』と思ったら、反応も良くなったと思う。多くの人に楽しんでもらえればうれしい」と話す。
15日にも同公園で発表会を行う。時間は13時30分~。問い合わせは同校(TEL 0263-32-4057)まで。