松本・縄手通りで6月20日・21日、「松本かえるまつり2015」が行われた。
「かえる市場」には過去最多の46組が出店し、Tシャツやアクセサリー、ぬいぐるみ、オブジェなどのカエルグッズを販売。縄手通りのほか、松本城大手門枡形跡広場や女鳥羽川の河原にもブースを設置。両日とも、時折激しい雨に見舞われたが、訪れた人はさまざまなアイテムを手に取り、楽しんでいた。
愛媛FCの熱烈サポーターとしても人気の高いゆるキャラ「一平くん」も登場し、多くの人に囲まれていた。カエルのぬいぐるみを持参したり、グッズを身に付けたりして歩く「カエラー」の姿も。カメラを向けられ会話が弾む様子も随所で見られた。
松本かなこさんによる路上のチョークアートには、多くの人が足を止め、徐々に出来上がっていくカエルの絵に見入っていた。信州大学よさこいサークル「和しょい」やアフリカンダンスグループ「サブニュマ」などによる演奏やダンスなども。初日の夜には、「なわてにカエラーナイト」も開催し、参加者やスタッフなどが交流を深めた。
今年で14回目となる同祭。縄手通りの商店主や信州大学や松本大学の学生らが実行委員会をつくり盛り上げている。今年のテーマは「井の中の蛙(かわず) 宇宙へ行く」。「『初めて来ました』『○年目です!』などと声を掛けてくれる人もいてありがたい限り。多くの人に支えられているイベントだと思う」と学生スタッフの総括を務める信州大学経済学部3年生の戸田満貴さん。「来年は節目の15年目。さらにこの輪を広げていければ」と話す。