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松本のギャラリーカフェで動物テーマの企画展 9作家の作品400点超

それぞれの作家がつくり出す動物たちでにぎやかな「動物園」に

それぞれの作家がつくり出す動物たちでにぎやかな「動物園」に

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、動物をテーマにした企画展「ガルガ動物園2」が開催されている。

「玄蕃之丞」をテーマにした野村さんの作品

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 一昨年に続き2回目の企画。9人の作家による動物をテーマにした作品約420点を展示する。出展作家は、野村剛さん(絵画)、佐藤哲也さん(金属)、Akane Bon Bon(紙)、伊藤みほさん(陶器)、小沢夏美さん(絵、小物)、ka-ji-z(金属)、mauve(同)、山崎美帆さん(絵、小物)、熊谷俊行さん(木工)。持ち手がキリンなどの形になったマグカップや、カラフルなウミウシのブローチ、フラミンゴやタツノオトシゴなどと一緒に「自分が動物だったら」という思いもつづったトートバッグなど、さまざまな動物のアイテムが集まった。

 初参加となる野村さんは2012年に制作した、塩尻に伝わる民話に登場する「玄蕃之丞(げんばのじょう)」と呼ばれるキツネを描いた絵を元に、キツネのオブジェを出品。「ガルガ動物園と聞いて、この絵をベースにして何か作ろうと考えた」と野村さん。真っ白なキツネは、発泡スチロールと針金、粘土を用いて胡粉(ごふん)で仕上げた。

 シルバー、銅、鉄などを使い、動物や昆虫モチーフの作品を制作する佐藤さんも初めての参加。ハリネズミやモグラなどのピンブローチ、昆虫の形をしたライト、枝にぶら下がるコウモリのオブジェなどが並ぶ。「20年来の知り合いだが、軽井沢でずっとお店をしていたこともあって、なかなかタイミングが合わなかった」と同ギャラリーの熊谷幸枝さん。昨年末に店を閉めたこともあり、出品を依頼したという。

 「いろいろな動物が集まって、いつものギャラリーとはちょっと違うにぎやかな雰囲気になった」と熊谷さん。「それぞれの作家さんの、普段とは少し違った面も感じられると思う。ゆっくり見て、楽しんでもらえれば」とも。

 作品は一部を除き販売する。価格は、缶バッジ=250円~、ウミウシブローチ=1,800円~、トートバッグ=4,000円、マグカップ=4,104円など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3月曜定休。5月31日まで。

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