国宝・松本城(松本市丸の内)で現在、本丸庭園を一般開放してライトアップされた天守閣と桜を楽しむ「夜桜会」が行われている。
期間中、天守閣を除く本丸庭園を一般に無料開放し、お茶席や花見団子などを用意する。月見櫓(つきみやぐら)からの雅楽や琴、フルートの演奏も。
同イベントは毎年、松本城管理事務所が開花を発表した3日後から8日間開いている。今年は4日に開花宣言が出され、昨年より5日、例年より4日ほど早い開花に。「開花する前から、市民の皆さまから多くの問い合わせをいただいた。関心の高さを実感する」と同事務所の大竹永明所長。8日は朝から雪が降ったが、積もるほどではなかったという。「寒い分、長くきれいな桜が楽しめることを期待している。ぜひ暖かい格好で夜桜鑑賞にきていただければ」とも。
開花に合わせて、周辺地域でもさまざまなイベントを展開する。「国宝松本城桜並木光の回廊」(7日~16日、18時30分~21時、金曜・土曜は22時まで)は、松本城外堀沿いの桜並木と女鳥羽川の千歳橋から女鳥羽橋までの左岸をライトアップする。大名町では、「煌(きら)めきの街路樹HikariのページェントinDAIMYOCHO」(7日~16日、18時30分~22時)を開催。8万球のイルミネーションで街路樹を彩る。辰巳の御庭では、市内でキャンドル制作を行っている「handmade candle lifart…(リファート)」の西牧隆行さんが演出を手掛ける「辰巳の御庭のキャンドル・ナイト」(11日・12日、18時30分~21時)が行われる。
本丸庭園の無料開放は17時30分~21時(天守閣登閣は不可)。期間中の17時~22時30分、松本城西の臨時駐車場を無料開放している。今月14日まで。