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松本・浅間温泉で地元出身・上條富子さん個展-器300点、パステル画も

松本では久しぶりの展示となる上條さんとさまざまな器

松本では久しぶりの展示となる上條さんとさまざまな器

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 浅間温泉の「手仕事扱い処GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、陶芸家・上條富子さんの個展「はじまりの日」が開催されている。

「玄米もおいしく炊ける」という土鍋

 上條さんは松本市出身。瀬戸や土岐、秋田の楢岡焼き窯元で学んだ後、1978(昭和53)年に栃木県・益子で独立。現在は茂木で制作活動を行っている。同展では、食器、花器などの陶器約300点と、5年ほど前から描き始めたというパステル画を展示する。

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 土鍋はご飯を炊くタイプと、タジン鍋に似たタイプの2種類。「タジン鍋を参考にしたが、野菜を蒸してたっぷり食べたいと思い、フタを丸くふくらんだような形にした。自分では『ジャパン鍋』と呼んでいる」と上條さん。DMに使用した、「手をのばせば」という名を付けた器は曲線が印象的。たたきの技法を用い、表面は焼き締め、内側は白い釉薬(ゆうやく)で仕上げた。「手を伸ばしているイメージで、最初はもっと手そのものの形だった。夢は手を伸ばせばかなうという気持ちも込めた」

 上條さんが昨年9月、同ギャラリーで行われた山田のやさんの個展に訪れたことが開催のきっかけになった。「上條さんの作品からは、40年を越える陶歴の長さが伝わる、圧倒的な表現力がある」と同ギャラリーの瀧沢一以さん。「このギャラリーの空気を感じて、どのような作品ができるのかとても楽しみだった」と話す。

 松本での展示は、2007年以来という上條さん。依頼を受けて、作品を作ろうと決めたのは12月ごろだったという。「この場所に展示する意味を考え、この場所だからこそのものを作りたい」と同ギャラリーに足を運び、作陶に励んだ。「私にとってはチャレンジだった。この個展をきっかけに、自分自身も次へ進みたい」(上條さん)。「そんな作品を受け止められるかどうか、ギャラリーとしてもチャレンジだった」(瀧沢さん)。

 28日には、安曇野の絵本美術館「森のおうち」の「お話の会」会員・清水容子さんによる朗読とコンサートを予定。清水さんにとってソロコンサートは初挑戦になる。「3者3様のチャレンジがある。季節もちょうど『はじまりの季節』。これから何かに挑戦する人の後押しになれば」と瀧沢さん。

 作品は全て販売する。茶わん=2,500円~、湯飲み=3,000円~、土鍋=4万1,000円~、つぼ=12万5,000円~、絵=1万1,000円~など。営業時間は10時~18時。木曜・金曜定休。4月5日まで。3月28日、4月4日・5日は上條さんが在廊する。清水さんの「朗読&コンサート」は28日13時~、16時~。参加費2,000円。予約は同ギャラリーまで。

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