松本のホテル「ブエナビスタ」(松本市本庄1)は12月10日、県のPRキャラクター「アルクマ」をイメージした「アルクマルーム」の宿泊プランの提供を始めた。
広さ約27平方メートルのツインルームに、アルクマのルームマットやベッドスローなどを用意し、等身大パネルも置く。洗面所の鏡には「手形」も。宿泊者には、約30センチのアルクマのぬいぐるみ、オリジナルバスタオル、メッセージカードを進呈する(1組につき1セット)。
県が観光プロモーション事業の一環として企画。今年9月、県内の宿泊施設を対象に募集し、2カ所に設置することを決めた。中南信地域では同ホテル、東北信地域では「ホテルタングラム」(信濃町)が今月19日から提供を開始する。
同ホテルでのキャラクタールーム設置は初めて。「今年は噴火や地震など、観光客の足が遠のくような出来事も多かったので、少しでも観光客誘致につながる取り組みができればと思った」と同ホテル広報担当の中島亮さん。「全国の『アルクマファン』をはじめ、多くの人が足を運ぶきっかけになれば」と話す。
同プランは1泊朝食付き、1室3万6,000円。販売は来年3月31日宿泊分まで。1日1室限定。期間中の販売数は25室。