松本市のアルプス公園(松本市蟻ヶ崎)で9月13日・14日、野外音楽フェスティバル「りんご音楽祭2014」が開催された。
昨年は2日間で約6000人が来場した同フェス。街の活性化や地方の音楽シーンの底上げを目指して2009年にスタートし、今回が7回目となる。15歳以下と60歳以上は入場無料で、東日本大震災の被災者を無料招待するなどさまざまな取り組みも展開。2日間の園内でのステージに加え、松本駅と会場を運行するシャトルバス内でのライブや、市内のライブハウスで前夜祭・中夜祭・後夜祭も開催した。
園内にはりんご、そば、おやきなど長野らしいネーミングを付けた6ステージを設置。2日間は天候にも恵まれ、ZAZEN BOYS、ハナレグミ with U-zhaan、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERなど約150組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げた。
13日にりんごステージに登場したPolarisは初披露という新曲「天と点」を含め6曲を演奏。「晴れて良かったね。めちゃくちゃ気持ちいいなあ」とボーカルの大谷友介さん。「今朝、松本城に上って、そば食べて…松本最高です」とベースの柏原譲さん。前列の観客の頭に止まったトンボも楽しみながら、和やかな雰囲気のステージを披露した。
そばステージではトクマルシューゴさんが2年ぶりに登場。観客たちは芝生の上に座り、のんびりと演奏を楽しんだ。途中、「ちょうど目の前、最前列が空いていて…これだと、写真を撮ったときにガラガラの感じになってしまう(笑)」と呼び掛け、観客が大移動する場面も。10曲余りを披露した後、「始まるまでずっと体調が悪かったんですが、良くなりました!」と最後は笑顔で呼び掛けたトクマルさんに、会場からは大きな歓声と拍手が起こった。