アリオ松本東側にあるセンチュリーマキシムビル2階に炭火焼き鳥厨房(ちゅうぼう)「河内屋」(松本市深志1、TEL 0263-35-8801)がオープンして1カ月が過ぎた。
店舗面積は約18坪、席数はカウンターと小上がりで30席。店内は黒や茶色などダークな色合いに赤を効かせた。「2階でちょっと入りにくい立地だが、店内ではゆっくりしてもらえれば」と店主の河内洋平さん。
炭火で焼く焼き鳥は、レバー、ハツ、砂肝(以上90円)、かわ、ねぎま、せせり(以上120円)など。希少部位の油つぼ(140円)、つなぎ(190円)も数量限定で提供する。「内臓系は特に新鮮さが大事。その日の朝に届いたものを出している」。ほかに豚バラ(140円)、チョリソー(190円)、牛タン(290円)なども。おすすめを焼く「串焼きコース」(5本、590円)や、ストップが掛かるまで出す「おまかせコース」も用意する。
ドリンクは日本酒、焼酎が中心。焼酎は1杯490円均一。「三岳」「利右衛門」「桜島」などの芋焼酎をメーンに、米、麦、栗などさまざまなボトルがカウンターに並ぶ。日本酒は「夜明け前 辰の吟」(500円)、「亀の海特別純米火入れ」(600円)、「美寿々純米吟醸無ろ過」(620円)など地元のものを多くそろえる。
河内さんは愛知県出身。高校・大学は相撲部に所属し、卒業後は東京の飲食店で働いていたが、独立開業を目指して外資系企業に就職。「お金をためるために就職したが、東京にいるとつい使ってしまうので(笑)」と、転勤を申し出て松本へ。3年間勤める間に知り合いも増え、地元の飲み屋も知ることができたという。「東京での開業も考えたが、せっかくなので松本でやってみたいと思った」と河内さん。「いずれは松本の良いものを東京で伝えたい」と話す。
「炭火焼きは家ではそう簡単に作れない。店だからこそ楽しめる味」と河内さん。「たくさん飲んで食べてもらうと、味はもちろん金額面でも当店の良さが分かるはず」とも。
営業時間は17時~翌3時(ラストオーダー)。