まつもと歌舞伎実行委員会が現在、7月20日~24日にまつもと市民芸術館で行われる「信州・まつもと大歌舞伎」の「定紋マーク」を募集している。
2008年から隔年で開催されている同歌舞伎。4回目となる今年の演目は、歌舞伎の名作者・河竹黙阿弥が幕末の混沌(こんとん)として退廃的な世相を描いた「三人吉三(さんにんきちざ)」。中村勘九郎さん、中村七之助さん、尾上松也さんなどが出演し、同館芸術監督の串田和美さんが演出を務める。
今回、「もっと広くアピールし、多くの方に親しみを持ってもらいたい」と定紋を募集する。デザインは、「信州・松本をイメージしたもの」「歌舞伎や伝統、歴史等をイメージしたもの」「革新や挑戦をイメージしたもの」「夏をイメージしたもの」のいずれかが条件。採用された定紋は、グッズや街中のフラッグなどにも使用するという。「定紋、というと難しそうだが、家紋のようなイメージで考えていただければ」と同実行委員会。最優秀賞(1点)は賞金10万円と同公演の招待券 2 枚を進呈する。
現在、公演をサポートする市民サポーターと、公演や関連イベントの様子などをブログにアップして情報発信する市民記者の募集も行っている。「今回も市民と一緒に盛り上げていくことができれば」
定紋の応募は同実行委員会事務局へ直接持参のほか、郵送、メールで受け付ける。5月16日まで。応募用紙や詳細はホームページで確認できる。問い合わせは同事務局(TEL 0263-34-3293)。