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安曇野のギャラリーカフェで「恋みやげ展」-恋や性をテーマにした作品並べる

さまざまな「恋みやげ」が並ぶ

さまざまな「恋みやげ」が並ぶ

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 安曇野のギャラリーカフェ「BANANA MOON(バナナムーン)」(安曇野市穂高有明、TEL 0263-83-8838)で現在、ごっこ社と画賊による合同展「安曇野の恋みやげ展」が開催されている。

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 「郷土玩具を扱う夢の会社(グループ)」ごっこ社と、芸術集団・画賊のメンバーによる企画展。「恋」をテーマにした作品100点以上を展示する。「安曇野は道祖神が多いので、そこから男女=恋をイメージした」と、ごっこ社代表を務める相澤和典さん。

 会場では、それぞれのグループごとに展示。真ん中には、ひな壇を置いてその上に作品を飾る。ごっこ社の4人の作品は、熊手にひな人形を付けた「熊手びな」や男女像をかわいらしく描いた「道祖神土鈴」など、ひな人形や道祖神をモチーフにしたものも。ほかに紙コップを使った「ささやきテレフォン」や片思いが成就するかもしれないおまじない人形「恋のかけ橋」など、ユーモアある作品を並べる。画賊はメンバー11人が出品。絵画や人形、オブジェなどさまざまな作品は、向かい合った2人の「板人形」や、カップルの姿を再現した人形など、「恋」から「性」にイメージを広げたものも多い。

 昨春に画賊の中田いくみさんと前田ビバリーさんが来松。「いつか一緒に企画ができれば」とやりとりを続ける中で合同展が実現した。「画賊の皆さんに『自由にやってください』とお願いしたら、かなりはっちゃけてくれた。2つのグループの違いが自然に出たのが面白い」と相澤さん。「土産物も一つの表現。媒体としての可能性を感じるし、われわれの時代の土産物を作っていくのにも意味があると思う」と話す。

 2011年に設立されたごっこ社は、郷土玩具の紹介や新しい郷土玩具の制作・展示などを行っている。「信州のお土産はどれも似た感じがする。何か独自なものを出していけたら」と相澤さん。「手作りであることと、土産物として一般性を獲得すること。うまく両立させて新しいものを生み出せれば」とも。

 作品は販売も行う。熊手雛=3,800円~、安曇野道祖神土鈴=1,800円~、板人形=3,000円~など。営業時間は9時30分~18時。入館料は500円(1ドリンク付き)。水曜定休。4月22日まで。

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