「まつもと演劇工場」、公演迫る-0期生から2期生まで22人が参加

12日に行われた稽古の様子

12日に行われた稽古の様子

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 まつもと市民芸術館と市民が一緒に舞台をつくる「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)」の公演「いないいないバード-またきて漫歩(まんぼ)-」が3月21日~23日、同館小ホールで行われる。

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 「松本の人たちと一緒に松本ならではの舞台をつくり上げたい」と同館芸術監督の串田和美さんが企画し、2011年に0期生32人、2012年に1期生31人が参加。それぞれ半年ほどかけて作品をつくり上げ、上演した。今期は2クラス制で、0期生・1期生による「乗鞍」、2期生の「白馬」合わせて22人が昨年9月から活動を開始。劇作家の加藤直さんが「工場長」を務め、演劇、ダンス、歌唱、マイムなどの講師を迎えてワークショップや稽古を行ってきた。

 今年に入って作品づくりをスタート。演技から衣装・小道具の製作まで上演に関わるさまざまなことに取り組んできた。今回は「テキスト班」をつくり、メンバーの意見を聞きながら脚本のベースづくりにも初めて携わったという。

 今月から練習も本格化し、せりふの言い方や動き、ダンスや歌など、丁寧に確認しながら進めている。「表現は相手がいないとできない。自分一人ではなく、他人を常に意識して」と指導する加藤さん。テクニックではなく、表現の原点を忘れずに演技をしてほしいと熱が入る。

 「表現に対する姿勢、作品との関わり方など一つ一つがグレードアップしていると感じる」と同館担当の神澤弥生さん。「これまでとはまた一味違った作品になると思う。ぜひ足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 上演は21日・22日=17時~、23日=13時~。チケットは1,000円。チケット取り扱い・詳細は同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)まで。

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