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松本のギャラリーで企画展「急須とポット」と「日本の布の衣」

「喪服用や男性用の着物地を使うことも多い」と小川さん

「喪服用や男性用の着物地を使うことも多い」と小川さん

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 松本のギャラリー「ギャルリ灰月(かいげつ)」(松本市中央2、TEL 0263-38-0022)で現在、加藤財(たから)さんによる「急須とポット」と小川昌美さんによる「日本の布の衣」が同時開催されている。月間イベント「工芸の五月2013」の一環。

加藤さんの急須とポット

 千葉で作陶する加藤さん。以前は皿なども作っていたが、あるとき急須を作ってみたことがきっかけで、その後は25年以上、急須とポットを作り続けている。白、ベージュ、こげ茶などベーシックな色合いが中心の作品は、平たいもの、丸いもの、縦長のものなどさまざま。持ち手のない宝瓶(ほうびん)や、左利き用のものも用意する。200点ほど用意した作品は、週末を挟み、現在80点ほどに。「加藤さんの作品は、フォルムの美しさと、水切れの良さが特徴」と同店オーナーの滝澤充恵さん。気になる作品は、水切れを試すこともできる。

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 小川さんはシルクや木綿などの着物地を使ったTシャツやブラウス、ジャケット、スカートなど約20点を展示する。東京で、着物の良さを生かした服を制作する小川さん。高校時代から洋服作りを始めたが、タイやインドネシアの民族衣装をきっかけに、服作りに対する思いが変化していったという。5年ほど前に着物と出会ってからは、日本の布を素材に、和裁仕立てによる服作りに取り組むように。「布を切って捨てることにどこか違和感があった。洋裁は人の体に合うように布を切っていくが、和裁は布を生かして作ることができる」と小川さん。「反物を手に取ると、同じシルクでも表情が全く異なる。日本の布の可能性を、デザインを通して伝えることができれば」と話す。

 小川さんは松本での展示は初めて。展示初日の24日から、クラフトフェアの期間中に在廊し、多くの人と話すことができたという。「幅広い年代の方が見に来てくれた。『こういう服を作ってほしい』というリクエストもいただいたし、新しいデザインを生み出せそう」

 作品は販売も行う。加藤さんの急須・ポット=9,450円~、小川さんのTシャツ=1万3,000円~、ブラウス=1万9,500円~、パンツ=2万9,000円~など。

 営業時間は11時~18時。火曜・水曜定休。入場無料。6月9日まで。9日は小川さんが在廊する。

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