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塩尻・大門商店街で「朝カレー」食べ歩き-イベント「朝食なのだ」10回目

「nanoda」にも多くの人が訪れ、カレーを楽しんだ

「nanoda」にも多くの人が訪れ、カレーを楽しんだ

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 塩尻市の大門商店街の空き店舗を活用したにぎわい創出拠点「nanoda(なのだ)」(塩尻市大門三番町)や周辺の飲食店5店が連携したカレーの食べ歩きイベント「ぐるぐるカレーなのだ」が3月20日朝、行われた。

特製フレンチカレーを提供したトムズレストラン

 イベントには、かどや喫茶店(大門三番町)、カレーショップ山小屋(同八番町)、カフェレストKita、そうざいのかとう、トムズレストラン(以上、同一番町)が参加。通常はメニューとしてカレーを提供していない店も特別メニューとしてカレーを用意した。各店、300円~500円と手頃な価格で提供。デリバリーで数種類のカレーを販売した「nanoda」にも次々と人が訪れ、数軒を回って食べ歩く人の姿も見られた。

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 「nanoda」が企画する朝活イベント「朝食なのだ」は10回目。これまでもパンとコーヒー、卵かけご飯などを用意して月に1回のペースで開催してきた。「今回は、食べやすいものを食べやすい価格で、腹ごなしも兼ねて街を歩いてもらえたら…と考え『朝カレー』になった」と、市職員で副代表を務める石田健郎さん。「店があるのは知っていてもなかなか入りづらい…という人もいる。イベントにすることで『入ってみよう』という気持ちになってもらえれば」と話す。

 同拠点の活動がスタートしたのは昨年4月。市職員で代表を務める山田崇さんが、地域活性化を考える勉強会で「空き店舗を借りる」と宣言。賛同した有志が1,000円ずつ出資し、空き店舗だった同所を借りることになった。30人ほどのメンバーは市職員が中心。自らが商店街と関わり、企画運営に取り組むことによって、現状と今後の活性化策を現場から探ろうとしている。

 この1年で商店街の空き家巡りツアーや地元の酒を味わうイベント、和洋菓子店とパン店のコラボ商品「みずようパン」の開発、全国から塩を送ってもらい食べ比べを楽しむ「しおなのだ」などさまざまな企画を行ってきた。「本当に濃い1年で、3年分くらいいろいろなことがあった気がする(笑)」と山田さんは振り返る。徐々に携わる人も増え、今回のイベントも商店街の人たちからの提案が元になっているという。「1年で結果が出るものではないと思っている。長期的に、無理なく緩やかに活動を続けていければ」と山田さん。「『2軒目』のシャッターを開けたい」とも。

 次回の「朝食なのだ」は4月13日。参加者は、映画館「東座」が行う8時からの「グッドモーニングショー」と合わせて、三河屋のカツサンドを朝食に食べ、映画を見る予定。