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松本にコワーキングスペース「Knower(s)」-避難者の定住・移住支援活動も

1カ月かけ、友人などの手を借り内装を行った店内(写真手前が清水さん)

1カ月かけ、友人などの手を借り内装を行った店内(写真手前が清水さん)

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 松本・今町のこまくさ道路沿いに3月1日、コワーキングスペース「Knower(s)(ノウアーズ)」(松本市大手1、TEL 0263-36-8890)がオープンした。

100人以上が集まったオープニングパーティーの様子

 店舗面積は22坪で、コワーキングスペースは30席。利用料を払うと電源やインターネット環境(無線LAN)を自由に使うことができる。コピー、ファクス、プリンターの使用や、同所を所在地として申請できる住所利用や法人登記利用も可能。セミナー、勉強会、イベントなどの会場としても貸し出す。運営はクラウドット(巾上)。

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 代表を務める清水達也さんは山梨出身。大学卒業後に会社に勤め、その後農業に携わってきた。農業振興のために何かできないかと考える中、同社社長の中山拓郎さんと出会い、「人と人をつなぐ場」としてのコワーキングスペースの開設の提案を受けたという。「地方には魅力的な『モノ』がたくさんある。農業と何かを組み合わせて新しいものを生み出したいということが出発点だったが、農業に限らず、人と人、個人と企業、アイデアと知識などを結び付けることができれば」と清水さんは話す。

 福島県から松本地方へ移住した人や支援者でつくる「信州福島県人会」と連携を図り、市内の空き家を住居として活用できるように情報提供やマッチングを図る仕組みづくりにも取り組む。もともと空き家活用に興味があり、個人的に情報を集めていたという清水さん。「避難者の移住・定住の支援は難しい点も多いが、民間レベルで少しでもこういう活動があるということを知ってもらうことから動くものがあると思う」

 1日のオープニングパーティーには100人を超える人が集まった。「カフェ起業を考える人たちのミーティング」や「原村の農家たちの定例会・交流会」などの企画もスタート。コワーキングスペースの開設を待ち望んでいた人も多く、期待が集まる。

 「いろいろな人やいろいろな声が集まり、それがつながっていく。これが本来の地域の姿だと思う」と清水さん。「自分の暮らしている町を『面白くしたい』と思っている人がたくさんいることを実感した。少しでもそういう思いを持つ人が、まず足を運んでみようと思えるような場所にしたい」とも。

 営業時間は10時~22時(金曜~日曜、祝日は~19時)。会員登録(初回のみ)1,050円、ドロップイン=525円(3時間)、1,050円(1日)。マンスリーメンバー=1万500円。