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松本に「バックパッカーの宿」-古民家改装、若手経営者が共同運営

歴史を感じる外観。自動販売機が目印

歴史を感じる外観。自動販売機が目印

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 松本城西側に2月1日、旅行者が安い料金で泊まれるゲストハウス「バックパッカーズ 松本の宿」がプレオープンした。

2階からは松本城が見える

 同宿は、築70年ほどの木造家屋を再生させたもの。客室は1階と2階に計3部屋の和室で、トイレと風呂は共同。2階からは松本城を眺めることができる。宿泊者が共同で使える場所として1階に設けた「コモンスペース」は、外国人利用者に圧迫感を感じさせないようにと、床を下げて天井までの高さを出した。もともとあった家具や書籍が入ったままの本棚、ストーブなどはそのまま活用する。

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 運営するのは、幼なじみや仕事で知り合った仲間6人で昨夏に結成した「有限責任事業組合 豊人会(ほうじんかい)」。メンバーは20~30代と若く、会計コンサルティングやすし店など職種もさまざま。「それぞれの会社では難しくても、みんなで集まってアイデアを出し合えば、地元の活性化になるようなことができるのではないかと思い、結成した」と、同会代表で不動産業を営む堀田和輝さん(38)。昨年9月ごろ、「古い家を解体して駐車場にするか、売ろうか迷っている」と、同所所有者が相談に訪れたことがオープンのきっかけになった。「見に行って、駅からも近く、松本城を眺めることができるというロケーションから、格安の宿という案にたどり着いた」。ほかのゲストハウスに見学に行くなどして、準備を進めてきた。

 既に数組の利用者があるという。東京から来たという夫婦は「インターネットで偶然見つけて予約した。古い建物が好きだし、安く宿泊できるので助かる」と話す。「ゆくゆくは松本に住みたい」という夫婦に「それがこの宿の一番大きな目標なので、うれしい」と堀田さんは笑顔を見せる。

 メンバーにとって、宿の運営は初めての経験。「宿泊客の意見も取り入れて、一緒に作り上げていく宿にしたい」と堀田さん。「いずれは宿泊者と地域の方との交流の場としても活用していけたら」とも。

 宿泊料金は、プレオープン期間(3月31日まで)は、1人1泊 1,500円(4月以降は2,500円)。大人数の場合は部屋貸し(5,000円~7,500円)も可能。宿泊予約はホームページのメールフォームで受け付ける。

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