松本市のセレクトショップ「ANOTHER LOUNGE(アナザーラウンジ)」(松本市中央1、TEL 0263-35-7218)で7月27日~8月5日、ハンドメード時計ブランド「JOIE INFINIE DESIGN(ジョイ アンフィニィデザイン)」の展示販売会が行われる。
時計作家・大護慎太郎さんが2003年に立ち上げた同ブランドは、東京・吉祥寺にアトリエショップを構える。アンティークのような質感や、手作り感のある形状のパーツなど、特に文字盤部分に特徴的なものが多い。
期間中は、腕時計や懐中時計など約40種類を展示。28日・29日は大護さんが来店し、カスタムオーダーの注文も受け付ける。展示する時計の中から基本となるものを選び、そこからレザーベルトや文字盤の色、針の形状などを自分好みにカスタマイズできる。「レザーベルトだけで7~8種類あると聞いている。直接作家さんと話をして作れる機会はとても貴重」と同店店主の矢口正和さん。
矢口さんが同ブランドを知ったのは2006年。雑誌の新人クリエーターを紹介する特集記事だったという。「以前ロサンゼルスで『アメリカンラグシー』というブランドのハンドメード時計を見たことがあり、『こういう時計もあるんだ』と強く印象に残っていた。大護さんの作品を見たとき、そのときの記憶がよみがえり、すぐに連絡した」と矢口さん。同年から作品を取り扱うようになった。「稚拙さを全く感じない『機械』としての質の高さとリアルな経年変化を感じさせる深いアンティーク感がある。もちろんハンドメードとしてのぬくもりもあり、とても魅力的」
今までブランドのデザイナーを招いた展示会は行ってきたが、「作家」は初めてだという。「今まで店に足を運んでくれた客層とはまた違った人たちが来てくれるのではないかと、とても楽しみ」と矢口さん。「ただ仕入れたものを並べるより、ライブ感のある店作りをしたいと思っている。このブランドを知ってもらいたいという気持ちが強いので、気軽に来て見てもらえればうれしい」とも。
営業時間は11時~20時。展示する時計の価格帯は1万5,000円~3万円。カスタムオーダー品の注文は28日・29日のみで、価格や納期については当日確認。