松本市市民活動サポートセンター(松本市大手3)で7月24日、トークイベント「地域に溶け込む音楽イベントとは?」が開催される。
当日は、ゲストによるスピーチとトークセッションの2部構成。ゲストには昨年まで行われていた松本ミュージックフェスティバル(MMF)の実行委員長・藤岡浩志さんを迎える。トークセッションでは、参加者同士が自由に意見を交換する。
「市民が主役のまちづくり」を進めるため、市民と市民活動団体の活動を支援・促進する同センター。2005年から7年間続いたMMFが今年は行われないことを知り、「音楽とまちづくりについて、市民と一緒に考えるきっかけになれば」と企画した。
MMFは、市内数カ所に設けたステージで幅広いジャンルの演奏行う野外音楽イベント。花時計公園で行われている「サマーフェスト」や商店街のイベントと共同展開するなど、毎年試行錯誤しながら開催されてきた。「街中で音楽が鳴り響いているというのは楽しいが、実現には多くの困難な点もある。出演者の『音を出して表現したい』という欲求と、地域住民の『うるさい』という感情がぶつかり合っても何も生まれない」と担当の新美正城さん。自身もこれまで音楽イベントに数多く関わる中で、「もっと話せる場があれば」と感じていたという。
ゲストスピーチでは、イベントの継続の方法や組織論など、音楽だけではなく地域と文化、表現の場の創出など広く取り扱う予定。トークセッションでは、音楽イベントについての意見をはじめ、まちづくりについて幅広く話せる場にしたいという。「今回のテーマに反応して集まった人たちがどういう人たちなのかも共有できれば」と新美さん。「音楽イベントのことを考えている人はもちろん、音楽以外の文化表現や、商店街活性化など広くまちづくりについて関心のある人はぜひ」と参加を呼び掛ける。
開演19時。入場無料。当日参加も可能だが、「できれば予約を」。予約は同センター(TEL 0263-88-2988)まで。