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松本市美術館で「モダンデザインの精華」-内外の優品120点、松本の作品も

宇都宮美術館の主任学芸員・橋本優子さん(写真右)による「スペシャルギャラリートーク」の様子。

宇都宮美術館の主任学芸員・橋本優子さん(写真右)による「スペシャルギャラリートーク」の様子。

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)で現在、「モダンデザインの精華~宇都宮美術館コレクションと松本でみつけたグッドなデザイン~」が行われている。

一人乗りヘリコプター「GEN H-4」

 今週末から市内を中心に行われる「工芸の五月」に合わせ、「モダンデザイン」をテーマにした同展。国内有数のコレクションを所蔵する宇都宮美術館から約120点と、地元企業や作家の作品、看板などの身近なデザインにスポットを当てた約20点を展示する。

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 宇都宮美術館のコレクションの展示は「仕事」「食」「住まいとくつろぎ」の3部で構成。ポスターなどのグラフィック・デザインやプロダクト・デザインなど国内外の作品を展示する。実際に椅子に座ったり、食器を手に取れたりできる体験コーナーも設ける。

 「再発見!松本スタイル」の展示スペースには、松本民芸家具や、諏訪精工舎の腕時計、フジゲンのエレキギターなどを並べる。GENコーポレーションの一人乗りヘリコプター「GEN H-4」の展示も。松本で暮らす30代を想定してセレクトしたリビングモデルの展示には、木工作家・三谷龍二さんがデザインした薪(まき)ストーブをはじめ、木工作家・指田哲生さんのテーブル・椅子セット、城北木材加工の棚やモビール、陶芸家・田中一光さんのティーセットなどをセッティングした。「松本近辺でものづくりをしている会社や人のものを選んだ」と同館学芸員の大島浩さん。

 22日には、宇都宮美術館の主任学芸員・橋本優子さんによる「スペシャルギャラリートーク」が行われた。美術とデザインについて、「美術は表現したいことを出せばいいが、デザインは全ての人々にとってあらゆる観点で良いと思われるかどうか、社会で役に立つか、機能的かどうかが大切」と橋本さん。30人ほどの参加者と共に展示室を回りながら、作品について丁寧に解説した。「地域にとってのデザイン」についても触れ、「自分たちの町には、どんなデザインが合うのか、考え、見つめる目を持ってほしい」とも。参加者は、メモをとりながら熱心に聞き入っていた。

 開館時間は9時~17時。入場料は、大人=1,000円、大学生、高校生、70歳以上の松本市民=600円、中学生以下は無料。月曜休館(4月30日は開館)。6月10日まで。5月12日には、デザイン評論家の柏木博さんによる講演会「モダンデザインから探る くらしの美」、5月13日にはワークショップ「学校の椅子と机を組み立てよう」を予定している。いずれも無料だが、事前の申し込みが必要。

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