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パネェそば屋-松本城近くのそば店「五兵衛」、ネット上で話題に

年末年始は休業するが、通販は行うとのこと

年末年始は休業するが、通販は行うとのこと

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 松本城北側にあるそば店「そば屋五兵衛」(松本市開智2、TEL 0263-33-9332)がネット上で話題を集めている。

 1980(昭和55)年ごろ、店主の砂原健一さんが脱サラして開業した同店。妻の浜江さんと2人で切り盛りしている。そばは、信州産を主に国内玄そばを厳選し、石うすを使って丹念に製粉したものを使用。安曇野穂高の天然水を使って健一さんが手打ちしている。メニューは「せいろそば」(750円)、冷たいそばに卵黄、大根おろし、わかめなどがのった「五兵衛そば」(900円)など。

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 ネット上で話題になったのは、同店ホームページの暗号化システム。一般的に用いられる「SSL/TLS」は別途費用がかかることが多いため、同店では2種類の「javascript」を組み合わせた独自のものを使用。細かい解説も付けている。さらに「セキュリティーには万全を期していますが、『絶対』ではない点は留意してください」と表記。12月14日に「何このそば屋パネェ」とツイッター上で紹介された後、サイトを見た人から「そこらのエセWeb屋よりよほどしっかりしている」「リスク情報の開示のしかたは正直でいい」「スマホ用ページとかもあるし頑張っている」「肝心の暗号化とやらは微妙らしいけど蕎麦屋ぐらい大目に見てあげるべき」などのつぶやきが。翌15日には「NAVERまとめ」にまとめがアップされた。

 同店のホームページは、プログラマー勤務経験がある長男の昌史さんが制作したもの。公開したのは1995年ごろで、2002年には通販を開始。今春リニューアルした際に、同システムを追加した。「暗号化について勉強していくうちにたどり着いた。買えば済むものではあるが、個人で営む店としては安いものではないので…」と昌史さん。

 サラリーマン時代にプログラミングを少し勉強したという謙一さん。「もう自分では分からないので、新しいことは息子に任せている」と謙そんするが、これまでにもネットをきっかけに新しい出会いがあった。「ホームページをきっかけにテレビや雑誌の取材依頼や、メーリングリストで遠くの人とつながりができた」。浜江さんは「(パソコンは難しかったが)iPadを購入してからは、私も気軽に見られるようになった」と笑顔を見せる。

 話題になってからアクセスが増え、問い合わせフォームからの動作を試すような送信もいくつかあったという。「急に増えたので驚いた。何かあったのだろうとは思ったが、このような紹介をされているとは…」と昌史さん。「暗号化に万全というものはないが、両親が営む店の力になれれば」と話す。

 営業時間は11時~15時(売り切れ次第終了)。水曜定休。12月29日~1月3日は休み。