長野県の地域ブログ「ナガブロ」(運営=LLPロングフィールド、長野市南千歳1)は2月1日、プレオープンから1周年を迎えた。
「ナガブロ」は、県内の有志でつくるLLP(有限責任事業組合)ロングフィールドが昨年2月に開設した。もともと仕事で知り合った者同士が受けたセミナーで、地域ブログの話を聞いたことが開設のきっかけだという。「ネットは世界に広く伝えられるが、もっと地域を大事にしたものを作ってみたかった」とロングフィールドの草間淳哉さん。
2006年11月にロングフィールドを立ち上げ、まずはブログをやっている人に知ってもらうために、ライブドアブログ内にブログを開設。サイトの告知などとオープンまでの様子を掲載し続け、甲信越地区の人気ブログランキングで1位になった。「運営者の色を出すよりも、コミュニティーとしての場を大事にしたかった」という思いからサイトの名称、ロゴマークも参加者から広く募集した。
プレオープンから3カ月たった昨年5月には、サイト名「ナガブロ」とロゴマークが決まりグランドオープンを迎える。500件のブログが開設され、会員同士のオフ会も開かれるなど、「同じシステムを使った全国の地域ブログの中でも早いペースで広まった」という。1周年の現在はブログ数が約1200、月間のページビューは200万を越える。
草間さんは「1年たってユーザ同士、オフ会やつながりができてきた。今後はそのあたりをサポートしていきたい。ブログはあくまでもひとつのツール。このコミュニティーを広げて地域の活性化やネットの可能性を探っていきたい」と抱負を語る。