松本・蟻ヶ崎に「実家カフェ」-築50年の民家改装、昭和の懐メロ流れる

ちゃぶ台と座布団など、店内は昭和の雰囲気

ちゃぶ台と座布団など、店内は昭和の雰囲気

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 松本・蟻ヶ崎の住宅街に「実家カフェ」(松本市蟻ヶ崎3、TEL 070-6985-4111)が4月20日、オープンした。

外観は普通の民家。窓の横の赤い看板が目印

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 築50年ほどの木造民家を改装して、今西功さん・孝恵さん夫婦が開業。1階の6畳間と10畳間の2部屋を使い、席数は14席。ちゃぶ台の座布団席も用意する。店内には足踏みオルガンや昔の雑誌、40・50年代のレコードなども置き、昭和のスターやアイドルの名曲が流れる。「実家の気まぐれ蚤(のみ)の市」と題した棚には、古いがまだ使える小物や服などを陳列し販売も行う。

 看板メニューは炊いたご飯と小麦粉で作る「ごはんぱんトースト」、野菜をすり下ろした「すり流しスープ」(以上450円)。トーストとスープにサラダや小鉢などを付けたランチセット「実家プレート」(850円)、「みたらしバニラ」(400円)などのデザートも用意する。

 ドリンクはコーヒー、ジュースのほか、フレーバーティーの「いちごバニラ(緑茶ベース)」「ミルクキャラメル(ほうじ茶ベース)」、うま味のある「緑茶」(以上500円)などを提供。ドリンク単品の注文には信州ならではの福神漬けと菓子が付く。

 功さんはサラリーマン、孝恵さんはニットデザイナーとして20年以上東京で暮らしてきた。3年ほど前から孝恵さんの地元の松本で、親せきから畑を借りて野菜づくりに通ううちに地元の魅力を再認識。実家に帰ってきたかのようにくつろげるカフェを松本で開くことを決意したという。

 「店の近くの大門沢川沿いは緑が多く気持ちの良い散歩コース。のんびりと散歩がてらに立ち寄って、昭和のほっこりとした雰囲気を楽しんでほしい」と孝恵さん。「今後はレコード鑑賞会や、使わなくなった物を持ち寄る物々交換会など、地域のつながりを大切したイベントも開いていきたい」とも。

 営業時間は11時~18時。水曜・日曜定休。

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