松本・芳川公園前に3月26日、セレクトショップ「R(アール)」(松本市芳川小屋、TEL 0263-88-6765)がオープンした。
店舗面積は約34坪。同店はセレクトショップ「Re-STANDARD」(中央2)の姉妹店。店名の「R」は、「Refine(洗練された)」や「Respect(尊敬)」「Rest(安らぎ)」「Root(本質)」など、店長の高山浩さん(39)が目指すさまざまな思いを表す英単語の頭文字から付けたという。
ヨーロッパを中心としたワードローブを扱う同店。ブランドは「ARMEN」「Johnbull」など「Re-STANDARD」とほぼ同じ。「扱うものは同じだが、この店の空気感に収まっているアイテムをセレクトしている」と高山さん。
店舗の約4分の1は雑貨を展開するスペース。マルシェ袋や鉢、姉妹店と同じ名前のブランドが作るステーショナリーや再生紙製の箱などを扱う。ディスプレーに使っているアンティーク家具などは一部販売も行う。市内で「lifart...(リファート)」のブランド名で活動するキャンドルアーティスト・西牧隆行さんのキャンドルや、オリジナルジャムブランド「Chez Momo(シェモモ)」を展開する蒔田友之さんのコンフィチュールなども置く。
店舗奥にはフリースペースも設けた。「ワークショップや講話など…いろいろなことができる場所として使っていきたい」。
3年ほどかけて出店場所を探したという高山さん。「郊外で、公園や学校が近い所を探していた。『地域』で子どもを守っている雰囲気があるので、ほっとする優しい空間になると思った」。地域になじむようにと、隣の芳川公園に植えられている樹木と同じ種類のものを敷地内に植えた。
「街中へは欲しいアイテムを求めて出掛ける感じがある。ここは、探していたわけではないけど、見ていて『あっ』と感じたり発見してもらえたりするような場所」と高山さん。「一日の時間は誰にでも24時間ある。その中で、一緒にゆっくりと過ごしていける場所になれれば」とも。
営業時間は11時~19時30分。水曜定休。今月22日・23日には西牧さんによるオリジナルキャンドル作りのワークショップを開く。詳細はホームページで確認できる。