「半農半X」テーマの冊子、安曇野の有志が発行-32組のエピソード紹介

「安曇野発!農に生きる仲間たち」表紙

「安曇野発!農に生きる仲間たち」表紙

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 安曇野市内で農業などを営む有志でつくる「安曇野夢フォーラム」が12月、「半農半X(エックス)」をテーマにした冊子「安曇野発!農に生きる仲間たち」を発行した。

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 「半農半X」とは、農作物を育てる「農的暮らし(農)」と個性を生かした「自営的な仕事(X)」を両立させ、生計を立てるライフスタイルのこと。同書では、安曇野市や近郊で農業とカフェ、イラストレーター、医者、民宿経営などを両立させている30~70代の32組が、暮らしのこだわりを紹介する。ほかにも、移住、野外保育、自然農、自然分べん、農村文化、ウーフの6つのテーマで安曇野を捉えたコラムや安曇野の文化、歴史なども掲載。「それぞれのこだわりが面白い。『農』の持つ多様性や『農』に生きている人の多様性が感じられる読み応えのある内容」と、メンバーでゲストハウス「安曇野地球宿」を経営する増田望三郎さんは話す。

 昨年2月に開いたシンポジウム「~結び∞つながれ、安曇野の仲間たち!!~」がきっかけで冊子作りを始めた。「シンポジウムの余韻が残っているうちに企画を立ち上げた」と増田さん。シンポジウムに併せて開いた写真展で紹介した「半農半X」を実践している人たちに加え、それ以外にも「農」に関わる人を広く募集したという。

 2月13日には2回目となるシンポジウムを開催。同市のペンション「シャロムヒュッテ」オーナーの臼井健二さんによる基調講演の後、冊子で紹介した実践者たちが登場するパネルディスカッションを行う。「臼井さんはこの道を切り開いたともいえる人なので貴重な話が聞けるのでは。冊子に登場した人からも冊子には書けなかった『生の声』が聞ける。興味のある人はぜひ足を運んでほしい」

 価格は315円(税込)。平安堂あづみの店(安曇野市)、宮脇書店(松本市)などで取り扱う。郵送も可能。問い合わせは増田さん(TEL 080-5486-6111)まで。

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