「GBC 3on3 バスケットボールトーナメント in 松本」が9月25日・26日、松本市内で開催された。
「誰もが気軽に参加できるバスケットをやりたい!」をコンセプトに開催してきた同トーナメントは今年で9回目。25日はi-City21(山形村)で予選1回戦が、翌26日には松本パルコ前の花時計公園(松本市中央1)で予選2回戦~決勝戦が行われた。今年は県内外から74チームが参加。一般のレギュラーカテゴリーに64チーム、車いすで競技する「イスバス」カテゴリーに10チームがエントリー。併せて1人対1人で戦う「1on1」のトーナメントと、参加チームの中から「一番格好いい」ユニホームを選ぶ「ユニホームコンテスト」も行われた。
「イスバス」の決勝戦は「チーム・プレイボーイ」と「ギットぎと!」の対戦。車いすを激しくぶつけ合ったり転倒したりしながらボールを奪い合う姿に観客は食い入るように見入って声援を送った。前半をリードしていた「ギットぎと!」が後半さらに差を広げ、14対18で優勝した。コメントを求められるとメンバーは「富山から参戦した。松本の空気や会場の雰囲気を楽しめた。来年もぜひ参加したい」と喜びを表した。
レギュラーカテゴリーの3位決定戦は「W(ワンダ)同盟」対「セミアマ」の戦い。後半は「セミアマ」がリードしていたが、終了1秒前に「W同盟」の女性プレーヤー・岩原茉紀さんがシュートを決めて逆転すると会場は大きく沸き、「かっこいい」「すごい」と歓声が上がった。
レギュラーカテゴリー決勝戦は、FM長野で放送中の番組のチーム「The step」と全国の3on3の大会でベスト16入りしたという「トントローズ」が対決。両チームとも早いボール回しと切り返しで、レベルの高さを披露。ブロックやシュートなど好プレーが続き観客からは大きな歓声が上がった。前半は9対7で「トントローズ」がリードしていたが、後半では「The step」が反撃を開始。結果、11対19で「The step」が優勝した。今月いっぱいで放送終了が決まっている同番組。インタビューで同チームのメンバーは「まさに『有終の美』を飾ることができた。本当にうれしい」と話し、会場からは大きな拍手がわき起こった。
松本GBC事務局長の伊藤慶さんは「大会参加チームのレベルが年々上がっている。松本市のチームのレベルも上がっている。これから長野市や他のエリアのチームとも対抗試合などできれば」と話す。実行委員長の渡辺匡太さんは「来年は10回目なので、もっと面白いことをやりたいと思っている。周りの人にも声を掛けて、さらに盛り上げていきたい」と意気込む。