松本にみそラーメン専門店「麺匠 佐蔵」-味のパターンで変化つける

赤と黒を基調とした店内。ロゴマークの桜が目立つ

赤と黒を基調とした店内。ロゴマークの桜が目立つ

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 松本・伊勢町通りに4月15日、みそラーメン専門店「麺匠 佐蔵」(松本市中央1)がオープンした。

さまざまなみそ味のバリエーション。「焦がし味噌らぅめん」(790円)

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 同店は佐久にあるラーメン店「七代目 助屋」の姉妹店。赤と黒が基調の店内は、「視覚的にも満足してもらえるような」内装を意識したという。店舗面積は20坪。席数はカウンターとテーブルで23席。

 同店で提供するラーメンには「信州みそ発祥の地」とも呼ばれている佐久で作られる「安養寺(あんようじ)味噌」を使う。同店や「七代目 助屋」を切り盛りする金子祐一さん(31)は、「安養寺味噌」を使って佐久のラーメンを広めようとする「佐久拉麺会」の会長も務める。「一般的なみそは半年から1年寝かせるが、安養寺は2~3年寝かせる。そうすることで味に丸みが出る」と金子さん。

 メニューは「味の変化を楽しんでもらえるように」とさまざまな「みそ味」を用意。「安養寺味噌」特有の甘みが際立つ「佐蔵味噌らぅめん」(750円)や、魚介ベースに豚骨スープと風味付けのユズが利く「魚介味噌らぅめん」(790円)、タマネギやリンゴを練り込んだタレが特徴の「佐蔵味噌つけめん」(750円)など。「焦がし黒味噌らぅめん」(790円)は、ニンニクとタマネギを「最高級」のカメリヤラードで揚げたマー油がアクセントになっている。「あとを引きずらず、あまり胃もたれしない」(金子さん)。麺メニューは100円追加で大盛りも対応する。トッピング(すべて100円)は「味噌づけ味玉」「コーン」「バター」など数種類用意。そのほか「黒豚餃子」(400円)や「炙りチャーシュー」(480円)などの単品メニューも。

 麺は「七代目 助屋」でも使用しているという特注の麺を使う。「麺の量はすごく考えた。味とのバランスで食べ終わったときにちょうどいい量、『しばらくはラーメンを食べなくてもいいや』と思われないような量を目指した」。

 オープンからまだ間もない同店。店長の杉山亨史(たかふみ)さん(20)は「一切宣伝をしていないのにたくさん来店してもらっているのでありがたい。女性でも気軽に一人で入れるような店づくりを目指して頑張りたい」と意欲的。金子さんは「みそ専門店だからこそできるバリエーションをそろえた。数人で来ていろんな『みそ味』を食べ比べて楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時(ラストオーダー)。

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