縄手通りに移転オープンする山肉料理・手打ちうどんの「みたから」は現在、新店舗の看板デザインを募集している。
場所は縄手通りの焼きいも店「三松屋」跡。上土通りで2年ほど営業していた店舗を今年3月に閉め、再オープンに向けて準備を進めている。「手打ちうどんは今まで通りに、新しいメニューも加える予定」と店長の海野直人さん。昼はうどんや丼ものを、夜は山肉料理として猪肉や鹿肉などを使った料理をメーンに提供する。
デザインを募集する看板は、幅5メートル、高さ1メートルほど。現在、店舗2階に掛かっている「三松屋」のものを掛け替える。「自分たちの手で内装をしているので、看板も手作りでできればと思って」と海野さん。今週から店頭に張り紙をして告知を開始、さっそく名乗り出てくれた学生もいるという。「そのときは、イノシシやシカをデザインしてみたらどうかという話になった。店を見ればイメージしやすいし、とにかく一度来てもらえれば。どんな風にしたいか話もできるので」と海野さん。「採用者には寸志くらいは出すので…(笑)。デザインを勉強中の学生さんや、美術が得意な人にお願いできれば」とも。
現在は内装工事中。海野さんの家族や友人が手伝って工事を進めている。大正時代に建てられたという年季を感じる建物。「なるべく建物の良さを生かしていければ。内装はどういう形にするかはまだ決まっていないが、いろいろな人の話を聞いて店を作っていきたい」と海野さん。作業をしていると、近所の人や観光客などが足を止めて中をのぞいていく人が多いという。「日々、できあがっていく様子が、作っていても楽しい。看板も含めて皆で作り上げていければ」。
オープンは5月中旬を予定。デザイン募集についての問い合わせには、直接店頭で対応するという。