松本に背脂豚骨しょうゆラーメン「おおぼし」-サイドメニューにも注力

「ばりこて白」(690円)と「焼き餃子」(380円)。見た目はこってりだが、味は意外とあっさり

「ばりこて白」(690円)と「焼き餃子」(380円)。見た目はこってりだが、味は意外とあっさり

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 松本・平田西に2月19日、ラーメン店「おおぼし」(松本市平田西1、TEL 0263-31-6169)がオープンした。

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 店舗面積は約50坪。席数はカウンターとテーブル・小上がりで35席。モノトーンを基調にした店内は中央に広めの厨房を設け、調理の工程が見える設計にした。「お客さんに近い位置で調理したかったし、自信があるから包み隠さず見せる」と店主の三森大祐(みつもりだいすけ)さん。上田店に続き2店舗目となる。

 メニューは、「ばりばりこってり」に見えることから名付けられた「ばりこて」シリーズがメーン。定番の「白」(690円)と、「赤」「魚介」(各740円)、「味噌」(790円)の4種類を用意する。スープは14時間ほどかけて煮込む豚骨と背脂、鶏ガラをブレンドした「背脂豚骨しょうゆ」がベース。「松本店のオープンに合わせて鶏ガラを入れたスープを作った。豚骨の臭みを抑えて、うまみとコクが出るようにした。味は、見た目ほどこってりしてなくて食べやすいと思う」と三森さん。麺は特注の太麺を使用する。そのほか、あっさり味の「しょうゆ」(690円)や、「つけめん」(豚骨魚介、しょうゆ、みそ=各790円)なども提供。脂の量や麺の固さ、苦手な食材などさまざまなニーズに対応する。

 サイドメニューにも力を入れる。三森さんしか作れないというギョーザは大ぶりではね付きが特徴。「焼き餃子」(380円)をはじめ5種類を用意する。「一つひとつ手作りしている。作り置きはせずにその日に提供する分だけ作っている。1日に3時間はギョーザを握っている」と三森さん。「伝説のカレー」(400円~)は、軽井沢や塩尻市でラーメン店を営んでいた「あってりめん」(現在は群馬県で営業)の店主・小路五郎さんが作るカレーをベースにアレンジを加えたもの。「ふわとろ杏仁」(300円)は、上田市の洋菓子・焼き菓子専門店「Story」の店主・有賀弘隆さんが同店のために作ったオリジナルデザート。

 三森さんは山梨県出身。上田市で学生生活を送っていた際にラーメン店でアルバイトをしていたことがきっかけで、この道に入った。「一度営業職に就いたが、自分の手で作ったものを提供したくて『やっぱりラーメンだ』と思った」と三森さん。2006年9月に上田店をオープン。昨年秋に東信エリア限定で、セブン-イレブンとコラボしたチルドカップ麺が5万食を超える売り上げ記録を生み出した。今回のオープンに合わせて2月から中信エリアでも販売された。

 「幅広い客層に楽しんでもらえる店にしたい。とにかく一度食べに来てほしい」と三森さん。「3月中は麺類を100円引きしている。ただし自己申告した人だけ(笑)」とも。

 営業時間は11時30分~15時、17時30分~22時30分(ラストオーダー)。月曜定休。

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