焼き鳥店「一鳥(いちどり)」(松本市中央1、TEL 0263-36-9757)が松本駅前にオープンして2カ月が過ぎた。
店舗場所は、40年にわたり営業し、昨年12月に閉店した焼き鳥店「鳥心」跡。同店で28年働いてきた徳森淳さんが店主を務める。店舗面積は約9坪、席数はカウンター席20席。
メニューラインアップは「鳥心」より少し減らしたものの、ほぼ同じ料理を取りそろえる。現在は、5本を盛り合わせる「おまかせコース」(1,210円)から始めてもらい、その後は自由にオーダーを受ける。串は1人前2本で、つくね、かしわ、手羽先、ささみ(以上550円)など15種類を用意。ほかに、「鳥わさ」(495円)、「唐揚げ」(4個770円)、ライス(330円)もある。「人手不足もあり、スムーズに提供できるように、おまかせからお願いしている」と徳森さん。
徳森さんが「鳥心」で働き始めたのは信大1年生の時。アルバイトのきっかけは時給の良さだったというが、「親方の仕事ぶり、人となりに引き付けられていった」と振り返る。卒業後に社員となり、いつしか「独立しろ」と言われるようになった。「以前から親方は75歳で引退すると言っていて、自分もいずれはと思っていたが、同じような仕事ができる自信が持てず、つい先送りしていた」と話す。
「この店をあげるけど、『鳥心』の看板は重過ぎるだろうから、別の名前でやりなさい」という親方からの言葉に後押しされたという徳森さん。「親方がゼロから作った土台があるからこそ、自分は一から始められる。それを忘れないようにしたい」との思いを込めて、店名を付けた。「場所もお客さんも、全部もらった。人生をもらったようなものなので、このチャンスを生かすために尽力して、親方の足元くらいはつかみたい」と意気込む。
営業時間は17時30分~22時。日曜・月曜定休。