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松本で「火喰鳥を、喰う」ロケ地特別上映会 水上恒司さん、本木克英監督登壇

舞台あいさつに登壇した水上さん(左)と本木監督

舞台あいさつに登壇した水上さん(左)と本木監督

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 松本市を中心に県内で撮影した映画「火喰鳥(ひくいどり)を、喰(く)う」の特別上映会が10月2日、松本シネマライツ(松本市高宮中)で行われ、主演の水上恒司さんと本木克英監督が舞台あいさつに登壇した。

あいさつする水上さん

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 原作は、「第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」で大賞を受賞した原浩さんの同名小説。信州で暮らす久喜雄司と妻・夕里子の元に戦死した先祖の日記が届く。それ以降、夫婦の周辺で不可解な出来事が相次いで起こるというミステリーホラー。ロケは昨夏、松本駅や市教育文化センター、中山霊園など市内を中心に行われ、久喜夫妻が暮らす家のシーンは、安曇野市内の本棟造りの個人宅で撮影された。

 全国公開の前日に開いた特別上映会には、約290人が参加。登壇した水上さんは「公開前にこれだけの人に見てもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。本木監督は1カ月半ほどかけた撮影を振り返り、「北アルプスの山々の風景を生かした作品になった。松本で過ごした日々は快適だったので、またここで撮りたい」と話した。

 松本の印象について、「晴れの日が多くてロケ地向き。クラシック音楽など文化も洗練されている」と本木監督。水上さんは「生命力あふれる、自然豊かな土地が好きなので、いつか移住を…」と話し、会場からは大きな拍手が起こった。

 市観光コンベンション協会では、上映に先立ってロケ地マップを作成。会場には伊佐治裕子副市長も駆け付け、「(ロケ地に)松本を選んでもらったことに感謝している。映画をきっかけに松本に足を運んでくれる人が増えれば」と期待を寄せた。

 「どんな反応があるのか楽しみ。今日見た皆さんも感想を広めてほしい」と水上さん。本木監督は「作品を見て思いを巡らすことができるのがエンタメ。いろいろな見方をしてもらいたい」と呼びかけた。

 同館とイオンシネマ松本で上映中。

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