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松本パルコが40年の歴史に幕 「地域の魅力と、皆さんの支え」に感謝

閉店セレモニーの様子

閉店セレモニーの様子

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 松本パルコ(松本市中央1)が2月28日、閉店した。

閉店セレモニーには花時計公園にまで多くの人が

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 当日は開店前の入り口に300人が列をつくるなど、多くの人でにぎわった。各フロアの店舗では、店員にあいさつしに訪れる常連客の姿や、元スタッフと集まって記念撮影をする店員の姿があった。6階特設会場で行われた「フェアウエルパーティー」にもたくさんの人が詰めかけた。

 この日は、閉店ビジュアルに登場しているモデルのアオイヤマダさんと高村月さんのユニット「アオイツキ」によるライブパフォーマンスも行われた。2人は、同店への感謝と未来への思いを込めた歌や、県歌「信濃の国」を交えながら、ダンスを披露した。

 20時15分から行われた閉店セレモニーでは、臥雲義尚市長が「パルコと共に歩んできた40年を前向きにとらえ、これから皆さんと共にまちづくりに生かしていきたい」とあいさつ。その後、集まった人たちも含めて、市内出身の写真家・白鳥真太郎さんが記念撮影を行った。

 斉藤博一店長は「皆さんに地域の一員として迎えていただき、サポートいただいたことが大きな支えとなった」と振り返る。松本は文化や芸術を大切にし、デザインやものづくりへの関心が高いとして、「数値面だけでは測れない、地域の魅力、地域の方々の支えがあったからこそ40年営業できた。パルコにとっても特別な場所だった。地域の方々、お客さまとの絆が強く、これだけ深く愛していただいたパルコはないと感じている」と締めくくった。

 あいさつが終わると、斉藤店長をはじめスタッフが、扉の内側に並び、深く頭を下げた。設置していたゲートから、同店からのメッセージが書かれた幕がゆっくりと降り、集まった人たちからは拍手と、「ありがとう」という声、「パルココール」が起こった。

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