松本パルコ(松本市中央1)の閉店まで1カ月を切り、館内ではさまざまな企画を展開している。
4階特設会場にはメッセージボードを用意。「ありがとう」などの言葉が寄せられている。町の文化や歴史を表現した雑貨を扱う「まちかど画廊」(2月7日~17日)は、松本パルコとコラボしたキーホルダーとグラスを数量限定で販売する。「PARCO B 全ポスター展」(12日~28日)は、B1サイズ(728ミリ×1030ミリ)のポスター約100枚を展示。テナント約70店のうち40店がセールを実施するほか、「まつもと未来マルシェ」(15日~28日)、「ありがとう松本PARCOマーケットbyMMM」(22日~24日)も開く。
閉店する28日は、市内出身のアートディレクター・清水貴栄さんがデザインした松本パルコのロゴが刻印された木製ハンガーを先着400人に進呈。「フェアウェルパーティー」(12時~19時、入場無料)や、閉店ビジュアルに登場しているモデルのアオイヤマダさんと高村月さんによるユニット「アオイツキ」によるパフォーマンスも行う。
20時15分からは、公園通り側入り口で閉店セレモニーを予定。斉藤博一店長があいさつするほか、市内出身の写真家・白鳥真太郎さんが集まった人たちと記念撮影を行う。
今年に入り、入館者数は増えているといい、斉藤店長は「さまざまな方から、思い出やエピソードを聞いている。思い出しながら足を運んでもらい、もう一度松本パルコを楽しんでもらえれば」と話す。閉店に向けた企画の中には、地元有志らによるものも多く、「『ありがとう』を言い合える関係性は貴重だと感じている。一緒に盛り上げて、松本パルコらしいフィナーレを迎えたい」とも。