平田駅近くに11月3日、興文堂書店平田店(松本市平田東2、TEL 0263-58-0323)がオープンした。
同書店は県内では3店舗の展開。平田店は1988年にオープンしたが、4年前に平田駅建設のための道路拡張に伴いいったん閉店。今回は場所を以前の店舗の向かいに移し、店舗面積も3倍に拡張してのオープンとなった。
売り場は本棚と本棚の間も広めにとり、ゆっくりと本を選べるように配慮されている。以前よりも児童書を多くそろえ、子どもたちが自由に座って読めるじゅうたん敷きのスペースも。店長の奥原和夫さんの「本屋も含めた一つの『安らぐ空間』を作りたかった」という思いがあり、店内にはカフェ「ディープフォレスト」(TEL 0263-50-5039)と整体・マッサージ「わくら葉」(TEL 0263-58-9880)を併設した。
他店舗で「平田店の復活はまだ?」と聞かれたり、オープン後は「待ってました」「お帰りなさい」とお客さんから声をかけられたりしたという奥原さん。最近はインターネットなどで手軽に本の購入ができるようになり、「町の本屋」にとっては難しい状況でもある中、「実際に本を手に取り、選んで購入していただき、カフェでゆっくり読む。そんな心も体も安らげるような空間にしたい」と話す。
営業時間は10時~22時(ディープフォレスト、わくら葉は20時まで)