地元鍼灸師が調合したハーブティー、安曇野のカフェメニューに

「山の治療院ハーブティー」。ほのかな甘みと香りが癒しを与える。

「山の治療院ハーブティー」。ほのかな甘みと香りが癒しを与える。

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 安曇野市の穂高駅前にあるカフェ「安曇野ひつじ屋」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-3888)で、「山の治療院」(安曇野市有明)主宰のエリック・ニコライ・小川さんが調合したオリジナルハーブティーがメニューに加わり、人気を集めている。

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 店主の高橋博さんは、鍼灸(しんきゅう)師として治療院を営むエリックさんと友人の紹介で知り合い、エリックさんが治療院開院のため安曇野に引っ越す際に、高橋さんに相談を持ちかけたことから仲が深まった。

 ある日、エリックさんから「治療の一環としてお客さんに提供しているハーブティーを、ひつじ屋のメニューに加えてみたらどうか」という提案を受けた高橋さん。同店でのハーブティーは夏だけの限定メニューだったため、「通年出せるし、治療院の紹介にもなる。何か応援できれば」と賛成。エリックさんが調合した何種類かのハーブティーを飲み比べ、微調整を重ねてきた。

 「山の治療院ハーブティー」(450円)はカモミールとリンデン、エルダーの3種類のハーブをブレンドしたもの。「カモミールはおなかの炎症や痛みを抑え、リンデンは緊張緩和作用、エルダーは痰(たん)に効くという。インフルエンザも流行っているので、冬用に調合した」(エリックさん)。はちみつのようなほのかな甘みと香りが特徴で、「日本人は働きすぎ(笑)。このお茶を飲んで、リラックスしてもらえたらうれしい」とエリックさん。

 水にもこだわり、同市内山ろくにある満願寺境内のわき水を使っている。「通常、店で出す水も満願寺の水。ここの水を使うとまろやかな味になる」と高橋さん。

 客の反応は「おいしい」「癒される」と好評。「ハーブにも旬があるので、季節ごとに調合を変えたものを考えている」とエリックさん。高橋さんは「たくさんの人に飲んでもらえれば」とにこやかに話す。

 営業時間は8時30分~18時。

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