松本のアンティーク家具店で新春オークション-入札は2,009円から

所狭しと並ぶ家具。天井につるされたいすの迫力にも圧倒される。

所狭しと並ぶ家具。天井につるされたいすの迫力にも圧倒される。

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 イギリスアンティーク家具の販売や修理などを行う「ビクトリアンクラフト」(松本市宮渕1、TEL 0263-35-3592)で1月2日~5日、「新春オークション」が行われている。

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 出品されるのは1970年代の本皮のチェスターフィールド1人掛けソファ(通常144,900円)や1930年代のディスプレーキャビネット(通常92,400円)など5品。入札価格は新年にちなんで2,009円からスタート。店頭の専用用紙に入札金額などを記入して投票する「入札形式」で行われ、1人何回でも何点でも入札することが可能。

 オークションは、日ごろの感謝の気持ちと「オークションで松本を盛り上げよう」という思いから企画された。「通常のオークション形式だと手を挙げられない人もいると思い、欲しい人が平等に参加できるように入札形式にした」と広報の金明秀さん。

 同店は創業13年。もともと東京で家具店を経営していた同店オーナーが、1993年に行われた「信州博覧会」のパビリオンに協力参加したことから松本に興味を持ち、移住。販売だけでなくリペア(修理)もできる工房も構えた。以来、店舗の施工協力やオリジナル家具の製作なども行ってきた。およそ300坪にも及ぶ店内では、常時5,000点以上のアンティーク家具や雑貨、ステンドグラスなどを展示販売している。

 「地球を半周わたってやってきた家具たちは、松本で新しい主人を待っている。人と人が出会うように、人と家具にも出会いがある。ホームページで通販も行っているが、アンティークはやはり自分の『目』で見てもらいたい」と金さん。「家具はそれぞれ『物語』を持っている。前はどんな人が使っていたのかなどを想像しながら、入札したり店内を見てもらえたりすれば」とも。

 営業時間は10時~18時30分。火曜定休。入札の開票は5日夜に行い、最も高い入札者に販売する。

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