松本を活動拠点とする松本山雅F.C.が第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会の3回戦に勝ち進み、山雅を運営するNPO法人アルウィンスポーツプロジェクト(ASP)は、「弾丸バスツアー」と称して、サポーターを会場の平塚競技場(神奈川県)まで運ぶバスツアーを運行する。
同企画は、2006年4月23日に行われたツエーゲン金沢(石川県)戦から始まったもの。当時のASP理事長が、「1人でも多くのサポーターに、運転などの負担なく会場に足を運んでもらいたい」との思いから企画され、好評だったため現在も行っている。バスは、当時から山雅の協賛企業である「てまりバス」(松本市大字今井)が運行する。
天皇杯への長野県代表の3回戦進出は、1県1代表制になってからは初めて。10月12日に平塚競技場で行われる3回戦の相手はJ2の湘南ベルマーレで、山雅が公式戦でJリーグのチームと対戦するのも初となるため、企画に応募が殺到。運行台数を2台に増やして対応したが、それを上回る応募数があり、10月6日までを受付期間としていたがチケットが売り切れてしまったため、急きょ9月30日に応募を締め切った。
ASP事務局の丸山浩平さんは「こんなに応募してもらえるなんてびっくりしている」と話す。
また、10月18日~22日にかけて新潟県内で開催される、第44回全国社会人サッカー選手権大会の1・2回戦でも、同バスツアーを運行する。丸山さんは「サポーターの声は、アウエーの地で戦う選手の大きな力になる。これからも多くの人に参加してほしい」と話す。
第44回全国社会人サッカー選手権大会のバスツアー参加は8日まで募集中。詳しくは山雅ホームページで確認できる。